キャリア形成シリーズ第2弾です。
前回のシリーズ第1弾は下記を参照ください。

【キャリア形成_1】「はたらく」がスタートした高校4年間のアルバイト

私の「はたらく」がスタートしたのは高校一年生のアルバイトまで遡ります。 中学校卒業の1週間後に、飲食店のアルバイトが始まりました。 昼間定時制高校へと進学した私は…

今回の記事は、私のキャリア形成で大学生のことをお話します。
高校4年間は学校、サッカー、アルバイトという両立をおこない、「はたらく」の基礎を学ぶことできました。

大学生はサッカー部に入らず、週1のサッカーサークル活動のみで運動をしていましたが、アルバイトでは変化があり、大学時代もキャリア形成を築くことができました。

これから就職や転職活動をする方に、仕事の考え方や捉え方など少しでもお役に立てたらと思います。

将来を意識した仕事を始める_フットサル施設で実践の場を

大学に入り夏を迎える頃です。
私は、スポーツ経営学部という新設2年目の新しい学部に入りました。

理由は、高校4年間のサッカー部時代の影響もあり、将来はサッカーに関わる仕事をしたいと思うようになったからです。

そこで、自宅近くにあったフットサル施設のアルバイトの求人を見つけ応募し、採用になったのをきっかけに、スポーツの勉強と将来に向けた疑似体験のような仕事が始まりました。

お客様との円滑なコミュニケーション

フットサル施設はレンタルコートの貸し出し受付、平日夕方はスクールの開催、夜は仕事終わりや社会人の方が個人で参加する「個人参加型フットサル(通称個サル)」やフットサルを学ぶ「フットサルクリニック」を開催していました。

私は平日の夜の個サルを担当し、クリニックコーチとしても教えていました。

ちょうど2年生時には日本サッカー協会公認C級コーチライセンスを取得したこともあり、指導者としての道も悪くないなと思いながらも、私より年上の方たちにフットサルを教えるという環境を経験しました。

ここでは、リピートしていただくためにも、お客様との円滑なコミュニケーションスキルが必須で、傾聴や会話スキルが一段と上がっていく感じを受けました。

サッカーコーチングの原点

日本サッカー協会公認C級コーチライセンスを取得したこと、フットサルクリニックのコーチをすることで、学びと実践を同時進行でおこなうことが出来ました。

今では事業サービスのなかでサッカーコーチング事業で子どもたちにマンツーマンの個人レッスンを提供していますが、大学時代におこなった「人にサッカー/フットサルを教える」というのは初めてで、サッカーコーチングをゼロから学ぶときでした。

大人の方たちへのフットサルクリニックは、伝えていけばプレーへの理解度、実践度は高いものの、のちの正社員になるサッカースクールでの子どもたちへの指導は中々そうはうまくいきません。

初めての人に教える難しさや、流れ、伝え方のポイントなどを学んだサッカーコーチングの原点でした。

スポーツマネジメントを学ぶ

スポーツ経営学部ということで、スポーツビジネス、スポーツマーケティング、スポーツ指導といったスポーツに関する様々なことを学びました。

特に、プロスポーツクラブの経営に興味を持った私は、地元のJリーグクラブのインターンシップに参加をしました。

インターンシップでは1回目の参加のあと、もう一度参加したい、ここのクラブスタッフとして働きたい!という想いが強くなり、2回目の参加を自ら申し込みました。

理論的なことを学ぶのも大切ですが、実践を学ぶには現場で起きている環境に身を置くのが一番という意志から選択し、積極的に活動をしました。
後輩たちを引き連れて観戦者調査をおこなったり、試合のサポートスタッフ、平日には営業活動の同行、営業会議への参加、広報の裏側など、良い環境のなか勉強することができました。

こうしたスポーツビジネス、スポーツマネジメントの現場を学ぶことで、スポーツを仕事にしていくイメージが強く湧きました。

大学生活4年間で得た3つのこと

フットサル施設のアルバイトは私にとって、一生もののスキルを学んだと言っても過言ではないほど、たくさんのことを学ぶことができました。

スポーツを通じた仕事は、大学生活にも大いに役に立ち、4年間充実したのはフットサル施設のアルバイトがあったからこそです。

4年間で得た大きなこと、3つをご紹介します。

人との繋がりを大切にする

アルバイトではお客様やスタッフとのコミュニケーションもあり、大学ではサークルやゼミ仲間、関わる人が仕事をされているなど、人との繋がりが増えました。
のちの仕事でインターンシップでお世話になった方と一緒になるなど、どこかで縁があるというのが人との繋がりを大事にする理由でもあります。

人に対してのリスペクト(尊重)はサッカー部、大学時代と大きく考え方や捉え方が変わり、いまでもその考え方が根付いています。

パソコンスキルが大幅にアップ

フットサル施設の受付業務、大学生活ではゼミ長、サークル部長といった管理運営をする立場になり、書類作成や連絡などパソコンを用いて活動することが多くなりました。

さらに、Webにも興味を持ち、Yahoo!ブログを始めたのも大学2年生ぐらいで、画像編集や文章力などもこの頃が原点でもあります。

興味関心をもったことに関してはすぐに取り入れ行動をしていたので、パソコンスキルが大幅にアップした感覚でした。

本気で取り組んでいると誰かが助けてくれる

これは、大学生活で一番学んだことかもしれません。

就職活動が上手くいかず、4年生の10月時点で内定は0社。このままどうしようと思っていたところ、フットサル施設のエリア統括マネージャーに正社員希望を打診したところ、なんとか引き受けていただきました。

情で採用されるのではなく、アルバイトで約4年間、売上アップやイベント集客など、様々な要因が重なり、ちょうど系列施設で関東にフットサル施設に枠があったのも功を奏しました。

本気で取り組んでいると誰かが助けてくれる、目の前のことにひとつひとつ取り組んできたからこそ、このような結果になったと今では思います。

まとめ

大学時代で学んだ3つのことは、今でも仕事の原点だと思います。

高校時代のアルバイトとは違い、社会人となり仕事をしていくための準備期間としては良い時間を過ごすことができました。

次回は、【キャリア形成シリーズ_3】社会人となりフットサルのトップカテゴリーの仕事に就くお届けします!

投稿者プロフィール

木村 謙司
木村 謙司キャリアカウンセラー・精神保健福祉士
スポーツ ▶︎ 広告代理店 ▶︎ PCインストラクター ▶︎ 福祉と様々な職種を経験|方向性×行動×継続=未来を変える思考と強みを活かした習慣力をキャリアカウンセリングで徹底サポート|2023年10月に独立 - 個人で複数の事業サービスを展開中